精一杯のおもてなし

入院の事を聞きつけた私の姉夫婦が
心配して、来てくれました。

食事の用意は出来ていましたが、
兄がお酒が好きなことを知る折目さんは、
「俺、刺身を買ってくる!」
と、出かけようとするので
「私も一緒に買いに行こう


そう言うと…
「お前は、他の料理を作っとけ
!」
と言い、独り玄関を出て行きました。


独りでの外出は危険だ!
と、医師の忠告を受けていた為、
後ろから気づかれないように、ソーっと隠れて
付いて行きました。
帰る頃に先回りをして、新聞を取りに来たように
装い、エントラスで待っていました。


片眼失明、残された目の視野は狭くなり、
片足首は動きづらい状態の彼..
心配して駆けつけてくれた姉夫婦の
心遣い
嬉しく 、それに応えたく・・無理してでも、、
自身でおもてなしをしたかったのでしょう。


私が折目さんの立場だったなら、先が暗闇で
不安で仕方ないこのような状況の時に、
妻の身内の為にそこまで出来るだろうか??
と、考えてしまいました。

やはり、折目さんは凄い人だ!と尊敬の念が深まりました。

 

ありがとう☆折目さん!

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