1月7日…
この日も、寒い一日でした。
夕方から、お通夜が始まりました。
組合の方々、会社の方々、ご近所の方々、学校の先生、
娘たちのクラスメート、幼稚園の時の先生など…
本当に多くの方が、弔問に来て下さいました。
学校の先生方にお参り頂いていたその時…
娘の安里が担任の先生と目があったのか?
お顔を見た瞬間に、先生に向かって大声で泣き出しました!
7歳の彼女にとって、どんなに大きな悲しみだったことでしょう。
本来なら悲しみは、母である私にぶつけたかった筈です。
でも、幼いながらに私を気遣い、我慢をしていたのだろう
と、思うと切なさがこみ上げました。
娘二人は、ずっと静かに私の傍にいてくれました。
夜も更けて私が独り、折目さんにつき添っていると、
義父が疲れた表情で、私の横に来て言いました。
「せっちゃん、俺らを天涯孤独にせんでくれ!」
と、私の手を握り涙を流して下を向きました。
この時、初めて、二人で手を取り合って泣きました。