この段階で別の心配事がありました。
手術後に脳内出血を起こしたので、
半身が麻痺状態になっており、特に
右足首に力が入らないようでした。
しばらくは、車椅子で院内散歩が続きましたが、
リハビリも車椅子でした。
携わって下さった森山先生、
お元気でしょうか?
歩く練習の時に足首が上がらないと危険なので、
足首を固定させる装具をつけて、1歩、2歩、3歩から
始まり病棟内、病院のお庭等、少しずづ歩けるように
頑張っていました。
いつも、歩く時は手を繋いでいました。
それは、装具をしていても、足が上がらず転ぶことを
想定して、安全の為に‥と先生から言われていたからです。
食事もカリウムを多く摂取するように心掛けていました。
いつも、横で見ていて『偉いなー』と感心し、
がんばる折目さんから、毎日のように元気をもらって、
夜のバスに乗って、大橋まで帰る日々でした。
自宅に戻って、娘たちが起きていれば、お父さんの
様子を伝え、眠っていたら翌朝伝えました。
そのように、父親のことをしっかり娘たちの
幼い記憶に埋めていくことに努めていました。