12月26日 午前4時20分頃だったかと…
姉から受話器を受け取るまで、私自身の中で、
『落ち着こう!落ち着かなければ…』
と、言い聞かせていました。
自分なりの覚悟を持ち、受話器を受け取りました。
「もしもし・・・」
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「はい、分かりました。すぐに行きます!」
そう言うのが精いっぱいでした。
電話を切り、支度をする私に、姉が…
「大丈夫よ!」
と、私の手を力強く握ってくれました。
でも、私は姉の顔を見ることが出来ませんでした。
それは、姉の顔を見ると、泣き崩れてしまいそうで…!
助けてよー!と泣き崩れてしまいそうで…
電話は、主治医の稲村先生からでした。
「ご主人さまが急変しましたので、至急病院へお越し下さい!」