足跡に思う..

私が心より尊敬と信頼を寄せ… 
大好きだった夫は、39歳で天使さまとなりました。 
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結婚して、9年10ヶ月という月日は…
実に、あっと言う間の歳月でした。

夫没後もカネボウ化粧品さまには、
大変なお世話を頂戴いたしました。

葬儀の報告と職場への感謝の挨拶のため、
大阪の組合本部と東京の化粧品本部に
伺うこととなりました。
組合の江見部長が総務の榎坂部長に、
向かう日程等をお伝え頂いておりました。

 

忘れもしない阪神大震災のあの日…
各部門への挨拶に、大阪へ向かいました。
空港に江見部長が迎えに来て下さり、組合本部へ...

「この部屋で、会議を行い
   折目支部長はここに座っていましたよ」 

「このベッドに寝ていましたよ」

 

などと、部長が各部署を案内しながら、本部における
存命当時の折目さんの勤務や滞在の様子を事細かに
ご説明下さいました。

私は、涙が溢れるばかりでした。片眼や片足が不自由な中…
滞在先からこのように電車に乗り、
このように地下鉄に乗り、
こんな風に、飛行機に乗り...

など…思いながら折目さんの足跡を辿ったのでした。
言葉もないまま、ただただ…
『このような行程をこなしたんだな』
と思いを馳せると、彼の姿が浮かんできてしまい、
飛行機内では…窓に向い、声を殺して泣きました。

 

ありがとうね。折目さん!
もぅ本当に、感謝以外にはありませんでした。

 


 

後日の東京化粧品本部訪問も同じように涙・涙・涙…でした。

組合の村上副委員長が、空港で迎えて下さいました。

 

化粧品本部では、お会いした本部長からも
「お心をしっかり..」とお言葉を頂戴し、
大変に感激いたしました。


心よりの感謝は溢れるばかりとなり…
前を向いてしっかりと生きて行かなければ!
と、自分に言い聞かせた一日となったのでした。

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