納棺…

私たちの時間が過ぎる中で…
折目さんの職場の方々、会社本部の方々が
訪問下さいました。
皆さん、言葉もなくただただ・・・・・
折目さんの顔を見ておられるだけでした。

榎坂部長と平井課長が、積善社の方と葬儀の打合せなど
何から何まで配慮頂け、私はそのご厚意に甘えさせて頂き、
折目さんの傍らに座っていました。

大変に多くのご配慮をして頂きました。

榎坂部長、平井課長
本当にありがとうございました。
その日・・
私は折目さんの横に布団を敷いて、朝を待ちました。


翌朝早くに、お隣の松永さんの奥さまが、朝食を用意し、
家まで運んで下さいました。
とても、品格の備わったすてきな方です。
今までにもご挨拶程度のおつきあいなのに‥
このように良くして頂けるなんて...
と、胸が熱くなりました。失礼ながらも、
亡くなった母を思い出し、すがりたい気持ちとなりました。

早朝より積善社の方が見え、
「旅立ちの準備を・・・・」
と、白い着物を着せて…
娘たちが白い足袋を履かせ…

その姿は、更に悲しみの募る様相でした。

つい今しがたまで、布団に寝ていたのに、
狭い棺の中に入れられるその姿を
居たたまれない思いで眺めました。

兄と義兄と芳野さんのご主人が車まで、
移動させてくれました。

本当に本当に…
辛く、悲しい一場面でした!

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