治療法の選択...

29日の夜も30日も意識が戻りません。

再び、先生からのお話がありました。

「まだ、脳圧が下がらないので、厳しい状態です。

脳低温療法と言って、体温を下げて圧を抑える療法です。
…が、この療法で仮に目が覚めたとしても...
奥さんのことを認識できないかも知れません。
ご家族の事を忘れるかも知れません・・・
でも今は、この療法しか手立ては有りません!」


このような説明を受けても、熟知する余裕などなく…
それしかなければ、そうするしかないのだ!
と、受け止めるしかありません。

義父に電話で伝えると、

「せっちゃん、すまんなー!お前が決めろ!」
そしてその後に、
「頼むなー!」
と言って、電話を切りました。

12月31日 大晦日
二人の娘達は、義兄の実家へ帰省する姉家族が
預かってくれ、100パーセント折目さんに付き添える
状況にしてくれました。

そうして…
31日にその療法に入ることとなりました。

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