戸惑い・・

状態が少し落ち着いてきたのでしょう。
ある日、病院側から
「今度の土・日で試験外泊をしてください」
と言われました。

喜び勇んで義父に伝えると、
「バカ言うな!足も満足に上がらんとに、
事故でも起きたら、どうするんや!」
激怒されました。


本当に悲しくて、悲しくて、私は病院の申し出を
受け入れられない妻なのか、力不足の嫁なんだろうか?と…

時間を置いて、主治医の先生にそのようにご相談しました。
先生は「分かりました!」と応え、考え込んでいたように
見えました。


でも、今考えると早い確かな回復を望んでいた
義父の意見は正解だったのだろうなと思います。

自分の息子の家族の幸せを考えない親は・・
どこにいるでしょうか。


1ヶ月を過ぎたあたりから、意識状態も回復し、
足首の状態も徐々に回復しつつありました。

「もう少しホルモンの状態が落ち着いたら、
退院を考えましょうね」

この言葉は、とても嬉しかったです。

「もう少しだ!退院に向けてがんばろう!」
と二人で握手をしました。

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