新年１月１日です。お正月..
私は、年賀状が届くのを待って、全ての年賀状を
折目さんのところに持参しました。
１枚１枚、頂いた方のお名前を読みながら、
折目さんに見えるように、顔の上にかざしました。
毎年、職場の支配人宅にお年始伺いをしていました。
独りでお伺いするのは、でしゃばることには
ならないだろうか？
闘病中の折目さんの代わりに伺っても良いのだろうか？
などと、真剣に悩みました。
でも、折目さんの回復後の繋ぎになれたら…
と考え、思い切ってお伺いいたしました。
玄関口にておいとまさせて頂きましたが、
本当に 温かく迎えて頂きました。
今の状態を乗り越えなければ！と気負う私自身の
不安や恐怖、切なさなどを一瞬にして包んで下さいました。
支配人も奥様揃って私の手を強く握り、
「お察しいたします。奥さん、がんばって下さいね。」
と、お言葉を下さいました。
本当に、心よりの感謝で一杯となりました。
車が角を曲がるまで、手を振り見送って下さいました。
私は、角を曲がってすぐに車を止め、思いっきり泣きました。
今度、ご挨拶に伺う時は、必ず二人で来るのだっ！
と、強く自分に言い聞かせたことを…
昨日のことのように、鮮明に思い出します。